1992年、秋に開館しました守拙庵は、東大寺長老、清水公照先生の作品を集めた私設美術館です。所蔵品の中から掛け軸、陶器の絵付け、泥仏など常備展示物は約50点。

清水公照先生の作品

格調高く、円熟味を増した大胆な筆づかい、鮮やかな色は心に深く訴える力があります。
小石原のシンボル的存在となっている行者杉の風倒木をふんだんに使った館内は、ゆっくりとくつろぎながら、芸術作品を鑑賞していただくための空間です。意欲あふれる清水公照先生の作品を、ごゆっくりとご鑑賞ください。

「守拙庵」命名の由来を記した清水公照先生直筆の書

故 清水公照

明治44年
姫路に生まれる。龍谷大学仏教学部卒業後、東大寺塔頭宝厳院の公俊大僧正のもとで剃髪。
天龍寺の関精拙老師に参ずる。勧学院長を歴任。
昭和50年
東大寺住職、華厳宗管長に就任。
平成11年 永眠。